資源・エネルギーの安定確保から、
日本を支える

我が国では、資源・エネルギーの国内生産量と消費量が著しくバランスを欠いており、その大部分を海外からの輸入に依存しています。JOGMECは、エネルギー資源や鉱物資源に対する多様な事業を通じ、我が国の資源・エネルギーの安定供給確保に貢献することで国民生活・産業活動全般を支えます。

 

持続可能な開発目標(SDGs)への
取組方針

現在、エネルギー・資源を取り巻く国際情勢は大きく変化し、持続可能な社会実現に向けての社会的な機運が大きく高まっています。2015年には「持続可能な開発目標(SDGs)」が国連で採択され、持続可能な社会実現にむけて世界全体で取り組むべき17目標が示されました。
こうした状況変化を踏まえて、JOGMECはエネルギー・資源の安定供給を担う立場からSDGsに向けてどのような貢献ができるか組織全体での検討を行ってきました。

JOGMECは、全役職員が重視すべきSDGsの視点を踏まえた行動基軸として5つの柱を定めました。

これらの行動基軸のもと、JOGMECは環境や情勢の変化を捉えて常に改善を図り成長していく組織風土を醸成していきます。

  1. 産業とくらしを支える
    エネルギー・資源の
    安定供給確保
  2. 気候変動への
    対応と循環型社会
    構築への貢献
  3. 資源事業に係る
    環境保全の活動
  4. ステークホルダー
    との
    パートナーシップを
    通した地域活性化
  5. あらゆる人々の
    活躍の推進

Sustainable Development Goals

Sustainable Development Goals

産業とくらしを支える
エネルギー・資源の
安定供給確保

安価かつ信頼できるエネルギーは現代的生活の基盤となる重要物資であり、今後も世界のエネルギー需要は、新興国を中心に伸びていくことが予測されています。そのため、エネルギー資源の上流権益の確保、供給源の多角化、そして緊急時における供給途絶リスクに備えることは、産業社会をより堅実なものにします。そして、安価かつ信頼できるエネルギーサービスへのアクセス実現は人々のくらしを支えます。

また、世界でカーボンニュートラル社会に向けた政府や民間企業等の取り組みが拡大する中で、気候変動対策の一つとして世界的に再生可能エネルギーといったクリーンなエネルギーの導入・普及が進められており、JOGMECも再生可能エネルギーの一つである地熱資源の開発を推進しています。

一方、自然条件によって出力が大きく変動する太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入・普及に向けては、電力供給の安定性を確保するために、化石燃料の役割は引き続き大きいと考えます。さらに、化石燃料は水素を運ぶ乗り物と捉え、CCS(CO2回収・貯留)、カーボンリサイクル等の二酸化炭素(CO2)排出量を低減する技術と組み合わせることで、脱炭素燃料として期待が高まっている水素やアンモニアを安定的かつ安価に供給する役割も期待されます。

JOGMECは、日本政府が示すエネルギーミックス目標の達成に向けて、化石燃料の安定供給確保に取り組みます。その中でも、よりCO2排出量の少ない天然ガスの開発及びサプライチェーン強化を積極的に推進していきます。また、CCSを通じた化石燃料由来の水素・アンモニア製造に関する支援にも積極的に取り組んでいきます。

加えて、再生可能エネルギーの導入拡大や電気自動車シフトなど、世界的に産業構造の変化が進みつつあります。これらクリーン技術に係る設備や電気自動車の普及には、重要鉱種の安定確保と供給途絶リスクに備えることが必要です。

JOGMECはエネルギー基本計画などの政府方針の下、これらエネルギー・資源の安定供給確保に努めることで産業と人々のくらしを支え、SDGs目標「1.貧困をなくそう」、「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「8.働きがいも経済成長も」、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成に貢献します。

気候変動への対応と
循環型社会構築への貢献

2015年に国際的な気候変動に対する枠組みであるパリ協定が採択され、温室効果ガスの排出削減が具体的な目標として定められて以降、世界各国がカーボンニュートラル社会の実現に向けて動き出しており、2020年10月には、我が国においても「2050年カーボンニュートラル」という明確な国の指針が示されました。

JOGMECは、気候変動に対する具体的な対応として再生可能エネルギーの一つである地熱資源開発を推進するとともに、脱炭素化に向けた取組として、化石燃料ユーザーにとって共有技術となり得るCCUS(CO2回収・利用・貯留)における経済効果を伴った技術の確立や、バイオマス等の石炭火力発電向けの混焼材の開発、金属資源リサイクル製錬原料の高品質化技術の開発、資源国協力事業での技術教育・人材育成など、脱炭素化技術や脱炭素エネルギーの開発、資源の持続可能な管理の達成等に積極的に取り組んできました。

近年、めまぐるしく変化する気候変動に関する国際情勢や事業環境の変化に柔軟に対応するため、JOGMECは2020年7月には「低炭素社会に向けた技術事業戦略」を策定するとともに、「CCS推進グループ」を新設し、CCS技術を用いた低環境負荷型の石油ガス開発への支援を強化する方針を打ち出しました。

さらに、2021年4月には「カーボンニュートラル推進本部」を創設し、組織全体でカーボンニュートラルに資する事業を強力に推進する体制を強化するともに、気候変動に関する基本方針と具体的行動計画をとりまとめた「JOGMECカーボンニュートラル・イニシアティブ」を策定・公表しました。

JOGMECはこれらの取組により、循環型社会の構築に努め、SDGs目標「12.つくる責任つかう責任」、「13.気候変動に具体的な対策を」の達成に貢献します。

資源事業に係る
環境保全の活動

資源開発は周辺地域や自然環境に対する影響を伴います。JOGMECはそれらのリスク回避のため、直接業務のみならず、出融資・債務保証先等の企業が実施する間接事業についてもこれら企業と協働した適切なHSE(労働安全衛生・環境)管理により、事業実施による影響を低減するとともに、国内外において鉱害防止事業等の環境保全に寄与する活動に取り組んでいきます。

また、休廃止鉱山からの坑廃水の処理技術について、低コスト・省エネ型の自然力活用型坑廃水処理技術の開発を行い、現場への導入支援を推進します。

次世代の国内資源として期待されているメタンハイドレートや海底熱水鉱床などの海底資源開発に係る環境評価手法の確立を目指して環境調査等を推進していきます。

JOGMECはこれらの取組により、SDGs目標「3.すべての人に健康と福祉を」「6.安全な水とトイレを世界中に」、「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」の達成に貢献します。

ステークホルダーとの
パートナーシップを通した
地域活性化

資源に関わる様々な業務に携わってきたJOGMECは、長年にわたって国内外のステークホルダーと良好な関係を構築しています。

国内においては、自治体と一体となった地熱による地域振興を推進するとともに、大学との連携等による若年層を含む幅広い資源事業に関わる人材育成に貢献します。海外においては、資源国協力事業を通じた人材育成研修等により資源国との共生を目指します。さらに、国内外の官民ネットワークへの積極的な参加・関与を通じて、官民パートナーシップの活性化に貢献します。

JOGMECはステークホルダーとの関係性を重視し、地域社会との共生を目指すことでSDGs目標「4.質の高い教育をみんなに」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の達成に貢献します。

あらゆる人々の活躍の推進

JOGMECは、すべての職員の元気と意欲が組織の活力の源であると考えています。そのような考えの下、一人ひとりの個性や自主性を尊重するとともに、常に研鑽と啓発の機会を提供し、人間的成長を核とした組織経営を目指しています。また、刻々と変化する事業環境に迅速かつ柔軟に対応し、新しい価値を生み出せる強靭な組織を築いていくために、性別・年齢・障がいの有無や信条・価値観の違いなど、多様な属性を持つメンバーが自由闊達に議論できる環境を整えます。

JOGMECはこれを重要課題と再認識し、2020年2月に「ダイバーシティ推進室」を設置し、2021年3月には「ダイバーシティ宣言」及び「ダイバーシティ推進方針」を策定・公表しました。「仕事と生活の調和」、「多様なキャリアプランの実現」及び「すべての職員の活躍の推進」に向けて取り組み、多様な人材がお互いを尊重し合い、やりがいや充実感を感じながら働ける組織を目指していきます。

また、仕事と家庭の両立支援や女性活躍推進の取組が評価され、2021年2月には「くるみん」、同年3月には「えるぼし(3段階目)」の認定を取得しました。多様で柔軟な働き方ができる環境づくりを着実に進めています。

JOGMECはこれらの取組により、SDGs目標「5.ジェンダー平等を実現しよう」、「8.働きがいも経済成長も」の達成に貢献します。

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